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白内障手術で選択されることの多くなっている3焦点眼内レンズについて

[2021.03.05]

最近白内障手術を勧めた80歳の女性から3焦点眼内レンズにするか、2焦点もしくは単焦点眼内レンズどれが良いかと相談を受けました。
元気で体力と理解力があり、多焦点眼鏡を使っている女性です。
3焦点眼内レンズは他のレンズよりピントを結ぶ範囲が広がる高機能なレンズと言えますが、像のシャープさがやや落ちるデメリットがあります。にじみ間や、まぶしさを単焦点レンズより感じることもありえます。
また乱視がある程度以上あると遠方の視力が出づらくなります。

多焦点眼鏡を使いこなせた方のほうが3焦点の良さに早く慣れやすいようです。
また自費分のレンズ代として、3焦点眼内レンズは片眼で30万円以上かかることが多いようです。
この女性では80歳という年齢がやや気になりましたが、金額が許容出来るなら3焦点眼内レンズにチャレンジするのもありですよと説明しました。
年齢、車の運転の必要度、乱視、今までの多焦点眼鏡の経験等、個人毎に適応が異なります。
術前に各眼内レンズの特徴を担当者と相談し理解してから手術を受けられることが大切となります。

大船いのうえ眼科、井上克洋

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