当院小児眼科受診者の傾向について
[2021.01.18]
- 弱視(遠視性不同視弱視、乱視等による)及び斜視(間歇性外斜視
、調節性内斜視、下斜筋過動症による上下斜視)、小学生の近視が 視機能に関して受診者数が多い疾患でした。 - 乳幼児期から小児
期に多い『まぶたにしこりができてる』とのことで受診されること の多い霰粒腫が、感染による麦粒腫(ものもらい) より約3倍多く受診されました。 - 私が、大学の小児眼科クリニッ
クで多く診ている眼瞼下垂の患者様は、市中の診療所レベルでは少 なめでした。 - 生後流涙や眼脂が続く先天性鼻涙管閉塞は、生後1月
から1歳4ヶ月までの乳幼児がこられ、生後月齢毎に適切な治療法 を選択することとなりました。 - こども医療センター、大学(横浜市
立大学附属病院およびセンター病院)の小児眼科眼科クリニックで 診ていた未熟網膜症の児のフォローを当院で続けることができるよ うになりました。 - 流行性角結膜炎(流行り目)、
春季カタル等のアレルギー眼疾患でこられた小児では、視機能にも注意しながら経過を診ています。